政府クラウド公募「さくらインターネット」

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政府クラウド公募

政府クラウド公募について、現時点で以下3社が応募

①ソフトバンク
②さくらインターネット
③IIJ

11月上旬あたりに事業者確定予定

さくらインターネット

約4か月前に、政府が補助金を出すことで
株価が約2倍に跳ね上がりました。

公募が「さくらインターネット」に決まればまた上昇する可能性があります。

国内最大級のDCなので、これをきっかけに
国内クラウド事業を大きく展開していってほしいです。

AWS,GCP,OCI,Azure…等に肩を並べるようなクラウド事業へ。

かなり後追い感があるので大変かもしれませんが。

やはりクラウド選定では上記4社が優位で、
さくらインターネットは選択肢にもあがりません…。

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各社の社内ナレッジが無い(社内実績が無い)ので、
あえてリスクを取って選択する理由が無いんですよね。

上記4社はナレッジがあり、有識者もいて、
そもそもインターネット上に情報が多く公開されています。
※OCIは少し遅れていますが

このリスクと、キャッチアップコストを上回るようなメリットが無ければ
なかなか新しいクラウドを選ぶということはしないですね、難しい。

そもそも私もちゃんと調べたことすらない>さくらインターネットのクラウド

Oracle製品、MS製品、JP1等…その他ミドルウェア、
このあたりが各ベンダがさくらのクラウド利用を正式にサポートしているのか?
制約は何か?何のバージョンまで対応可能なのか、
ライセンス規約やそれに関連する料金体系…等々。

これはクラウド事業者と各製品ベンダとの連携次第なので、
後追いのさくらインターネットはかなり遅れていて、先行4社クラウドと比較して
出来ない事がかなり多いと思われる。

またクラウドサービスとしても、AWSにはあるがさくらには無いというような
ものも多々あると思われる。(先行4社クラウドでもサービス有無とサービス詳細が違う)

そうなると、一部はさくらで一部はAWSのような
マルチクラウドシステムを構築する必要がある。

さくらの料金が他社クラウドの料金の1/10とか
異次元の価格差があればそういうデメリットを覆す可能性はあるが、
普通に考えてありえない…、このあたりの戦略をどうするのか。

政府補助金等で価格優位を担保出来るのか。

まずはシェアだと思う、そこをどう取っていくのか。
シェアさえ取れれば、ナレッジ等の情報は有識者が
ネットに公開してくれて後からついてくる。
※もちろん事業者も力を入れる必要はあるが

利用者側にも補助金を入れるとかどうだろうか。
国内のサービス利用者が、さくらを利用した場合に
サービス利用料の一部を負担する等。

また「税金が~」と言われそうだが、
多くの国内サービスが海外の大手クラウドサービスを利用している現状、
国内の税収にならない。

ここは投資と思って、さくらをサポートして
サービスシェアを拡大し、将来的に税収が増えることを期待したい。

海外展開はその後…ただ難しいと思うが…
やらないと前に進まない…。

逆に、国含めてこのくらいの本気度が無いと意味が無いから
むしろやらない方がいい気がする。
中途半端が一番よくない。

参考:Yaooニュース

政府クラウド公募、ソフトバンクが応募…さくらインターネットとIIJも(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 自治体が持つ個人情報などを管理する「政府クラウド」を巡り、携帯電話大手のソフトバンクが応募したことがわかった。デジタル庁による公募は9月半ばに始まり、10月12日が期限だった。
「政府クラウド」に国内勢が名乗り、選定要件の見直しで「国産」導入目指す(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース
 自治体が持つ個人情報などを管理する「政府クラウド」を巡り、IT企業のインターネットイニシアティブ(IIJ)は提供事業者の公募に名乗りを上げる方針を固めた。同業のさくらインターネットも応募する意向で