主な違い
- 対象サービス:
gsutil:Google Cloud Storageに特化しています。gcloud:GCP全体のサービスとリソースを管理します。
- 操作内容:
gsutil:GCSバケットやオブジェクトの管理操作(ファイルのアップロード、ダウンロード、削除など)に使用します。gcloud:GCPの幅広いリソースの作成、管理、設定を行います(Compute Engine、Kubernetes Engine、App Engineなど)。
- 用途:
gsutil:ストレージ関連の操作に特化しています。gcloud:クラウドインフラ全般の管理に使用します。
これらのツールは、それぞれの目的に応じて適切に使用することが求められます。GCP全体を管理する場合はgcloud、特にストレージ操作が必要な場合はgsutilを使用します。
gsutilとgcloudは、Google Cloud Platform (GCP)で異なる目的に使用されるコマンドラインツールです。以下に、それぞれのツールの概要と主要な違いを説明します。
gsutil
gsutilは、Google Cloud Storage (GCS) に対する操作を行うためのコマンドラインツールです。具体的には、以下のような操作を行うことができます:
- バケットの作成、削除:GCSバケットの作成や削除ができます。
- オブジェクトのアップロード、ダウンロード:ファイルをGCSにアップロードしたり、GCSからダウンロードしたりできます。
- オブジェクトのコピー、移動:GCS内でのオブジェクトのコピーや移動ができます。
- オブジェクトの削除:GCSからオブジェクトを削除することができます。
- アクセス権の管理:GCSバケットやオブジェクトのアクセス制御リスト(ACL)の設定ができます。
例:
bashコードをコピーする# バケットの作成
gsutil mb gs://my-bucket
# ファイルのアップロード
gsutil cp local-file.txt gs://my-bucket/
# ファイルのダウンロード
gsutil cp gs://my-bucket/remote-file.txt local-file.txt
# バケットの一覧表示
gsutil ls
gcloud
gcloudは、Google Cloud Platform全体のリソースとサービスを管理するための統合コマンドラインツールです。gcloudコマンドは、GCPの幅広いサービスに対して操作を行うことができます。例えば:
- コンピューティングリソースの管理:Google Compute Engineのインスタンスの作成、削除、管理。
- Kubernetesクラスタの管理:Google Kubernetes Engineのクラスタとノードの管理。
- IAM管理:ユーザー、役割、ポリシーの設定。
- プロジェクトと課金の管理:GCPプロジェクトの作成、設定、課金情報の管理。
- App Engineの管理:App Engineアプリケーションのデプロイ、設定。
例:
bashコードをコピーする# プロジェクトの設定
gcloud config set project my-project
# Compute Engineインスタンスの作成
gcloud compute instances create my-instance --zone=us-central1-a
# Kubernetesクラスタの作成
gcloud container clusters create my-cluster --zone=us-central1-a
# App Engineアプリケーションのデプロイ
gcloud app deploy